【レア度2-R2】イタリアジェノヴァ共和国 1653年ジェロラモ・デ・フランキ・トーソ(第111代ドージェ) ビエンナーレ・ドージェ 2ドッピア金貨 NGC-AU55

【レア度2-R2】イタリアジェノヴァ共和国 1653年ジェロラモ・デ・フランキ・トーソ(第111代ドージェ) ビエンナーレ・ドージェ 2ドッピア金貨 NGC-AU55

1653年発行

発行枚数不明

重量：13.25グラム

品位：99.15％金

NGC社鑑定枚数1枚、NGC-AU55は1枚でトップグレードです。

聖母マリアの肖像

十字架

Gold Coin of the Worldでは

VF：8000ドル

EF：16000ドル

ジェノヴァ共和国

ビエンナーレ・ドージェ (2年制1528-1797年)

ジェノヴァ共和国は、ジェノヴァを中心にして1005年から1797年まで存在した都市領邦である。

ジェノヴァ共和国におけるドージェ(総督)は、終身制（1339-1527年）と2年制（1528-1797年）の時期に区別される。

終身制が廃止され、ドージェは投票によって選出され、任期は最長で2年であった。

ドージェと評議員（6ヶ月ごとに4分の1ずつ更新可能）を合わせて領主を選出した。

任期終了後、5人のシンジケーター（ドージェの仕事を管理・評価する機関）の賛成票により、前ドージェは永久総督に立候補することができた。

さらに1576年の改革では、二重抽選によるドージェ任命の選挙制度が採用された。

これは、前任者の任期末日と同時にドージェが選出されることがあったためである。

この選挙制度は、ジェノヴァの自治的な共和制の第5期、最後の段階であり、1797年までほとんど変わらなかった。

この年、ナポレオン・ボナパルトによるフランス支配が始まり、リグリア共和国の樹立のためにジェノヴァ共和国は制圧されたが、後者は 1805年から1814年まで第一フランス帝国に併合された。

ジェロラモ・デ・フランキ・トーソ（1585年-1668年）

ジェロラモ・デ・フランキ・トーソ（1585年-1668年）は、ジェノバ共和国の第111代ドージェ (1652年9月8日-1654年9月8日) である。

1585年1月6日、リグーリアの首都で、両親フェデリコ・デ・フランキ・トーソ（1623-1625年ジェノヴァのドージェ）とマッダレーナ・ドゥラッツォの間に生まれる。

父のほか、政治的に強いライバル関係にあった弟ジャコモ（1648-1650）、父方の祖父ジェローラモ、母方の祖父ジャコモ・グリマルディ・ドゥラッツォ（1573-1575）がドージェに昇格している。

武術の訓練を受け、修辞学や文学を学んだ彼は、1618年にサヴォーナのプリアマール要塞の総監に任命され、ジェノヴァ共和国での職務を開始した。

1620年、ジェロラモ・デ・フランキ・トーソは、より経済的な活動に乗り出し、サン・ジョルジョ銀行の財務管理に数年間携わり、その間に3度、コンペアの守護神になった。

1625年に勃発したジェノヴァ共和国とサヴォイ公国との戦争は、父フェデリコの任期中に勃発し、後継者ジャコモ・ロメッリーニの選出を容易にするために任期満了直前に辞任した重要な局面だったが、息子ジェロラモの名前は「国家公務員」や軍事防衛活動に登場せず、ジェノヴァ銀行での経済分野だけの仕事だったことが確認された。

このことは、すでにかなりの個人資産と、当時ジェノヴァのアルバーロとネルヴィの間のレヴァント地方に取得した不動産、特に家屋や別荘を増やすのに好都合であった。

晩年
1652年9月8日、ジェロラモ・デ・フランキ・トーソは、パマトーネ病院院長の地位にあったが、大評議会で過半数の票を獲得し、ドージェに選出された（2年連続66回目、共和国史上11回目の選出）。

ドージェとして、彼はコルシカ島の王という2年間の関連する役職も与えられていた。

1644年の選挙では、2人とも153票を獲得したが、選出されたドージェのルカ・ジュスティニアーニの159票には及ばず、1648年の選挙では、165票では172票でドージェに昇格した兄に及ばなかった。

すでに痛風を患っていた彼は、当選直後に転倒して倒れたが、1653年1月6日のドージェとしての戴冠式には完全に回復している。

ジェロラモ・デ・フランキ・トーゾのドージェは、兄ジャコモとは対照的に、権威主義的」であり、特にスペインとの長年の経済関係に対する共和国ジェノヴァの「新しい争うことのない主権」に重点を置いていた。

これは、17世紀前半、スペインとの関係が衝突し、同時にフランスと一時的に和解した様々なエピソードの結果として、「新しい」貴族の様々な支持者の間で確立された「指揮系統」であった。

1654年9月8日に任務を終えた彼は、最高シンジケーター会議によって永久総督として認められるまで、2年間待たなければならなかった（1656年）。

1657年のペストの際にはキアヴァリ領の保健委員を務め、1667年の儀式改革のための委員会など、他の官庁や委員会を統括した。

1668年8月28日まで共和国元老院の会議に出席し、その後まもなくジェノヴァのバンチ広場にある宮殿で、その年の暮れに死去した。

1653年発行

発行枚数不明