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フランスナポレオン3世 1855年 万国博覧会記念銀メダル フランスナポレオン3世 1855年 万国博覧会記念銀メダル フランスナポレオン3世 1855年 万国博覧会記念銀メダル
フランスナポレオン3世 1855年 万国博覧会記念銀メダル フランスナポレオン3世 1855年 万国博覧会記念銀メダル フランスナポレオン3世 1855年 万国博覧会記念銀メダル

フランスナポレオン3世 1855年 万国博覧会記念銀メダル

重さ126.9グラム 銀 直径123.9ミリ

発行元:フランス(フランス)

1 円(税込)

フランスナポレオン3世 1855年 万国博覧会記念銀メダル


 

表面はナポレオン三世の無冠肖像

裏面は中央にフランス、周辺に参加国の紋章

直径60mm、重量126.9グラム


2655752l



表面文字 NAPOLEON III EMPEREUR
ナポレオンの肖像


 

裏面文字
EXPOSITION UNIVERSELLE AGRICULTURE
INDUSTRIE BEAUX ARTS
OARIS 1855

 

フランスの紋章を各国の紋章が取り囲んだ絵柄

 


フランス、1855年パリで初めて行われた万国博覧会の銀メダルです。
デザインしたのはALBERT BARRE(1818年〜1878年)

 

19世紀の万国博覧会は現代以上に芸術分野において大変重要な意味合いをもつ
イベントでした。


その中でもとりわけパリ万博は人気が高く、1878年万博のジャポニズム、1889年と1900年万博のアール・ヌーボー、1925年万博のアール・デコといった芸術運動の中心的な役割を果たしました。そのパリ万博の第一回目が行われたのが1855年です。



 

1852年、フランス最後の皇帝に即位したナポレオン3世ですが、フランス革命以降の国内の混乱のため、すでに産業革命に成功していたイギリスなどと比べて、国内の産業・経済は大きく立ち遅れており、政治的にもその基盤が脆弱でした。


 

これを回復すべく、なポオレオン3世が打ち出したのが、鉄道整備などにより国内の産業発展政策でした。


 

1855年のパリ万国博覧会は、1855年5月15日から11月15日まで開催され、
正式名称は「Exposition Universelle des produits de l’Agriculture,
de l’Industrie et des Beaux-Arts de Paris 1855」

34ヶ国が参加し、会期中516万人が来場しました。


 


この1855年第1回パリ万国博覧会は、国内産業振興という大目標の実現のためにナポレオン3世が乾坤一擲の気概で仕掛けた博覧会でした。国内外の産業の競争を通じた発展を促すため、内外産品の政府主催の商品コンクールとして開催されていました。


 

万博としてはロンドン、ニューヨークに続き第三回で、この万博は"ブランド化"を推進させた万博として知られています。



バカラやクリストフルはこの万博で成功し、ブランド化に成功。
また、ボルドーワインの格付けがこの万博をきっかけに初めて行われており、
ワインの国フランスというイメージもこの際に作られ始めたものです。



 

出展品に褒章を与えることは1851年の第1回ロンドン万博やそれ以前の博覧会でもすでに行われていましたが、1855年第1回パリ万博では審査方法や審査委員の選定基準を厳格化、詳細化して公正を期し、褒章に権威を持たせるようにしました。


 




1855年パリ万博の産業部門において授与されたメダル数は、
グラン・プリ(大金メダル)112、
金メダル252、
銀メダル2,300、
銅メダル3,900、
選外佳作4,000でした。



 

出展者は約11000、その希少さから
グラン・プリの受賞は、出展企業にとってはまたとない宣伝材料となりました。



 

いくつか例を挙げると、バカラは、1851年のロンドン万博から出展していましたが、1855年、1867年、1878年の各パリ万博において3度グラン・プリ受賞。
王室の御用達となって愛用されたことで、そのブランド効果を高めました。



 

バカラ同様に銀食器メーカーのクリストフル(Christofle)社は、1855年、1867年のパリ万博においてグラン・プリを獲得し、それをきっかけにナポレオン三世は1,200人分の銀食器を注文。



また、1867年パリ万博のセレモニーで使われたことがきっかけで国際的な評価を得たのです。



 

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)社は、鉄道の発達により個人旅行が普及した時勢にのってトランクを製造、1867年パリ万博において銅賞受賞。
1889年のパリ万博ではダミエラインと呼ばれるデザイン(市松模様)を用いて金賞を受賞しています。



 

エルメス(Hermes)社は、女性用の鞍で1867年パリ万博において銀メダル1878年パリ万博ではグラン・プリを受賞しました。そのおかげで現在本店のあるフォーブル街に社屋を建設しています。


 

ティファニー(Tiffany)社は、1876年フィラデルフィア万博で特別金賞を受賞。1878年パリ万博において銀器でグラン・プリ受賞。アメリカ人が古参の国を打ち負かしたと評判になりました。


 

余談ですが、オリンピックのメダルも元々はこれが起源ともいわれています。

 




受賞者・社にはその名前を刻印して渡しましたが、本品は刻印の無いバージンタイプで、希少性が高いといわれています。

デザインは当時世界の3大彫刻師の一人と言われ、Barreが担当


 

彼は、イギリスのWilliam・Wyon、フランスのBarreと例えられるほどの名手でした。


 

ナポレオン3世のこの万博への思い入れの強さが伝わってくるようなエピソードであり、それにふさわしい出来栄えのメダルになっています。


 

そしてナポレオン3世の国内産業振興政策は見事に成功し、その後フランスは経済大国としての道を歩んでいくこととなりました。

 




世界の一流ブランドが、この万博にかけた思いは相当なものでしょう。
歴史の詰まった、希少な銀メダルとなります。

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